ゲームの査定を高くするために
レア物でもないゲームソフトを高く買い取ってもらうためには、新品に近い状態にすることです。個人でできることは汚れを落とすことと、動作しやすくすることです。
端子の酸化皮膜を落とす
ファミコン・スーパーファミコン・ゲームボーイなどのレトロゲームのカセットは、端子に黒ずみがあるとゲーム本体に差し込んだときに、上手く動作しないことがあります。
この黒ずみは酸化皮膜で電気伝導性を悪くしてしまう原因なので、酸化皮膜を削りとることによって伝導性を高くして画面の文字化けなどを改善することができます。
リサイクルショップへ売却しようとするときのことを考えてみましょう。店内でカセットの動作確認を行ったときに、スムーズに画面が表示されたほうが店員の心象も良くなり、買取価格も上る可能性があります。カセット自体は問題ないのに、端子の汚れによって動作確認できず買取り不可になったり、査定額が落ちてしまってはもったいないです。
端子の汚れを落とす方法
- メラミンスポンジで研磨する
- 綿棒に無水エタノールをつけて拭く
- 接点復活スプレーを噴射する
だいたい、これらの方法で酸化皮膜を除去することができます。時間が経過すると黒ずんできますので、処分前にクリーニングするとよいですね。
レトロブライトで黄ばみを落とす
明るめの色のカセットが黄ばんで目立つ場合は、オキシドールで漂白できます。経年劣化による汚れを落としたい場合は、水で薄めたワイドハイターEXに数週間つけて太陽にあてておくと、新品のように綺麗になります。この漂白方法をレトロブライトといいます。
レトロブライトによって漂白されるものは、ファミコン本体、ゲームボーイ本体、スーパーファミコン本体と各種カセットです。その他、黄ばんだ灰色のキーボードなども綺麗になるので一度お試しください。
値札シールは剥がしておく
元々が中古品だと宣言しているようなものなので値札シールは剥がしておきましょう。シールが中々剥がれないことがあるので、シール溶かし液をつけて綿棒などでやさしく拭き取るとよいです。シール溶かし液は百円ショップなどでも手に入れることができます。
電池交換をする
レトロゲームソフトのRPGにはセーブデータを保持するためにリチウム電池が搭載されています。レトロゲームソフトの電池は切れていることが多く、セーブすることができません。この電池を新品に交換するだけで買い手の電池交換の手間が減るので、オークション等で販売する場合は、すぐに売れることがあります。
交換するには、半田ごてやハンダ吸い取り線が必要になるので工具一式を揃えておくとよいでしょう。
箱・説明書をつける
ゲームソフトは箱と説明書がないと査定額が大きく下がります。箱と説明書をつけただけで買取り金額が数倍以上になるソフトもあります。
タイトル帯
CDタイプであればタイトル帯があると、コレクターに売りやすくなるので査定金額が上がります。他に、シールやステッカーなど新品と同じように揃えておきましょう。
油性マジックの落書き
借りパク対策で油性マジックで名前が書いてあるカセットもあります。油性マジックの落書きを消したい場合、除光液は使ってはいけません。なぜなら元々の色まで変色させてしまう危険性があるからです。
プラスチックの落書きを落としたい場合は、無水エタノールやオイルを使うことである程度は落とすことができますが、ラベルシールに書かれたものは消すことが難しいので、無理に落とさないほうがよいでしょう。
電話確認してみる
人気のないソフトは未使用品であっても安くなる可能性があります。これは店頭在庫によって変動するので、電話やメール等で確認してみるとよいでしょう。
高値で売れるゲーム
今は生産されておらず絶版になっているものや、限定版などは高額で売れることがあります。プレミアやバージョンですね。一見人気がなさそうでも、元々の生産数が少なくレア度が高いものは要チェックです。
また、ファミコンやスーパーファミコンなどのソフトでプレミアがついているものは、桁外れに高く売れます。例えば、キャンペーンのプレゼント商品や、公式ゲーム大会の景品は限られた数しかないために高額の値段で取引されています。他に企業向けで非売品のソフトも存在しており、高額で売れます。家の中にお宝が眠っていないか、是非探してみてください。
- オバケのQ太郎 幻のゴールドカートリッジ!→10万円以上
- キン肉マン マッスルタッグマッチ ゴールドカートリッジ→100万円
ただし、レア物には偽物があるので注意が必要です。
ゲームを売る
ゲームを売るときに必要なもの
リサイクルショップや中古ゲーム販売店でゲームを売るときに必要なものは、以下となります。売却するときは身分を証明するものが必要なので準備しておきましょう。
- 運転免許証
- 保険証
- 学生証
買取価格の変動要因としてはこのようなものがあります。
- 在庫
- 商品の状態
- 新しさ
ハードオフで買取りしてもらう
お宝品が埋もれていることがあるハードオフ。ゲームだけでなくブラウン管テレビ、中古ギターなど様々な電化製品があります。ジャンク品でも買い取ってくれますが、買取金額は驚くほど安いです。例えば動かないファミコンを百円で買い取ってくれたという事例もあります。
オークションで売却
動かないゲームは動作未確認として出品している人が多いです。とりあえず売り払いたいという人は出品してみてはいかがでしょうか。ただし、安く出品しているからといって、手垢やカビをつけたまま売ると低評価をつけられることもあります。
もし悪い評価をもらったら、すぐに謝罪しましょう。送料負担や料金を値引きするなどの対応をすることによって評価が変わる可能性もあります。
買取業者に依頼する
互換機商品や本体カバーなどは、ネットやリサイクルショップでは買い取ってくれないことが多いです。このようなケースや手続きが面倒な場合は、買取業者に依頼しましょう。査定無料、高価買取、処分を行ってくれるところもあります。