遺品整理の方法と流れ

遺品整理の方法と流れ

遺品整理をする前にやるべきこと

急に遺品整理を行うと、近隣住民に迷惑がかかります。次に挙げるような気遣いを行うことで、トラブルを避け、円滑に遺品整理を進めることができます。

管理人と近隣住民に挨拶をすること

遺品整理は引っ越しと同じくエレベーターを何度も使い騒音も発生します。周囲の近隣住民と管理人に「○○年に亡くなった○○の遺族です。遺品整理を行うことになり、○○月○○日の○○時から音がするかもしれません。エレベーターも何度も使うことになります。大変ご迷惑をおかけします。」と事前に挨拶を行うべきです。一言挨拶をしておくだけでも心象がよくなり、不要なトラブルが減り、効率よく作業を進めることができます。

駐車スペースを確認しておくこと

物を運び出すために、引越しのときと同様、家やマンション付近に大型トラックを駐車する場合があります。駐車スペースをめぐって近隣住民とトラブルになる可能性もありますので、駐車スペースには気を遣いましょう。また、管理人に神経質な住人はいないか確認しておくと、その人の部屋の前は特に気を使って通るなどの対策がたてられます。

遺品整理をする時間帯

通勤・通学でエレベーターを使う人が増える8時から9時までは作業を行わないほうがよいでしょう。同じ理由で、夜遅く作業を続けることも避けておいたほうが無難です。運び出しをしなくても、部屋を何度も移動するだけで物音がします。17時くらいには作業を終え、それ以降は物音を出さないように気をつけましょう。真下に住んでいる住人が休日の場合は、朝は寝ている可能性があるので、少し遅めに作業を開始するとよいでしょう。

遺品整理の道具は過剰過ぎるくらいでよい

近隣への騒音対策のため静音性が高い台車を準備しておきます。最近の家具は六角棒レンチで組み立ててあることが多いので六角棒レンチセットも用意しておきます。電動ドライバーは音が響くので避け、手動のドライバーを用意しましょう。自分で家具などを運び出す場合、慣れていないと落下の危険があるので、軽量な安全靴を履いておくと安心です。

遺品整理を始めてから気をつけること

玄関と廊下のスペースを確保しておく

遺品整理の手順として最初にやるべきことは、玄関や廊下を通りやすく整理することです。玄関と廊下は荷物の運搬で一番通るところなので、ここに物が置いてあると作業効率が落ちます。頻繁に通る通路はできるだけ綺麗に整理しておくことが必要です。

危険物は床におかないこと

ドライバーやカッター・ハサミなどの危険物は床に置かないようにします。誰かがカッターの上に座ったりしては危険です。部屋の状態を確認したら、作業する人たちを全員集め、どの位置に危険物を置くのかルールを決めておくとよいでしょう。

一つ一つ完了させていくこと

本棚や押入れに入っている物を一気に片付けだすと、床のスペースが無くなり作業効率が落ちます。あらゆる場所を一気に片付けるのではなく、まずは机の引き出しを仕分けして整理し、完全に片付けが終わったら、次にタンスの中を完全に終わらせる、といったように一つ一つ終了させていくと混乱せずに整理することができます。

中身を出すか、全体を布で覆い紐で固定させる

本棚は本を詰めたまま運ぶのは危険なので、面倒でも先に本を全てダンボール箱に詰めて、中身を空っぽにした後で運ぶようにしましょう。同じ理由で机の中も中を空にします。しかし、タンスなど中身が多く再び収納するのが面倒な場合は、中身を詰め込んだまま中が飛び出ないように、布でタンスごと覆い、紐や剥がせるクラフトテープ、養生テープ等で完全に固定しそのまま運び出します。

床のスペースは常時確保すること

あらゆるものを床に置きすぎると床のスペースが無くなり、作業がやり辛くなります。作業を効率的に進めるには、足の踏み場を確保することが必要です。どんなに物が多くても、人が通れるくらいの一定の作業スペースは確保しておいてください。

遺品整理の手順

自分で行う遺品整理の手順です。ここでは運転免許証やパスポートも遺品として扱います。

  1. 親戚や故人の友人に連絡を行う
  2. 相続人全員と遺族で話し合い、遺品整理の段取りを話し合う
  3. 遺言書、エンディングノートの確認をする
  4. 相続人の確認、相続財産の把握をする
  5. エンディングノートを元に、必要なものと不要なものを分類する
  6. 近隣住民への挨拶、部屋の清掃、運び出しをする
  7. 本棚と本の中などに書類等が挟まっていないか調べる
  8. 不用品をリサイクル業者に査定依頼する
  9. リサイクルできない不用品は、業者などに引き取ってもらう
  10. 不用品の廃棄、仏具人形等のお焚き上げ
  11. 故人宅の売却手続き
  12. デジタル遺品の把握と売却を行う
  13. デジタル遺品のデータ削除、退会処理をする
  14. 定額制サービスの解除を行う
  15. 公共料金の解約や運転免許証の返却等を行う

業者が行う遺品整理

業者が行う遺品整理の流れを簡単に説明すると以下のようになります。

  • 不用品の識別
  • 不用品の廃棄
  • ハウスクリーニング、消毒
  • リサイクル
  • 家財道具の処理

死亡3ヶ月以内に行う遺品整理

部屋の遺品整理が終わったら、名義変更や解約手続き等が待っています。放置していると年会費を払い続けることになるので確実に解約してください。

しかし、相続の関係から3ヶ月以内に行うものと、遺産分割協議が終わってから行うことがあります。遺品の中にクレジットカードや運転免許証などがある場合は、死亡3ヶ月以内に解約や返却を行いましょう。解約等は業者等が代行できませんので、ご遺族の方に行っていただく必要があります。

  • 公共料金の名義を変更・解約
  • NHK放送受信契約の解約手続き
  • クレジットカードの解約と破棄
  • 遺言書の開封と検認
  • ネット・プロバイダの解約
  • 運転免許証の返却
  • マイナンバー返却
  • パスポート返却

遺産や借金の有無を調べ、単純承認以外であれば、3ヶ月以内に相続放棄や限定承認の申し立てを行います。

遺産分割協議が決まったら行う遺品整理

遺産分割協議がまとまったら、口座等の処分を行います。

  • 銀行口座の名義変更と解約
  • 株式の名義変更
  • 不動産の名義変更
  • 自動車の名義変更

遺品をデジタル化して整理する

表彰状や印鑑が押して無い必要性が低そうな書類などは、スキャンして本体を捨てるデジタル化という方法をとるとスッキリ片付きます。価値のなさそうな本などは裁断してスキャンし、クラウドにアップロードしておけば場所をとられるようなこともなく、物を減らすことができます。

膨大な量の写真も、酸素で劣化してしまう前にスキャンしてデジタル化しておくと、もしも災害などで写真を失ったとしても情報を残しておくことができます。つまり、テキストや写真はスキャンしてクラウドにアップロードするのが良いということです。

遺品を再利用する

換金できそうなものはメルカリなどのフリマアプリやヤフオクなどのオークションサイトで売るという方法もありますが、使い古しの服や靴、バッグなどは、リサイクルショップや不用品回収業者に買い取ってもらうのがよいでしょう。売り払ったり捨てるのが難しいような思い入れのある服であれば、パッチワークで再利用してはいかがでしょう。服を切って生地として再利用すれば、サイズ感の問題などは解決できます。

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