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2026年度始動

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謹んで新春のお慶びを申し上げます。 旧年中は格別のご厚情を賜り、誠にありがとうございました。

皆様のおかげで無事に新しい年を迎えることができ、心より感謝申し上げます。本年も「一歩前進」を目標に、より一層のサービス向上と誠実な対応に努めてまいる所存です。

皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。 本年も変わらぬご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

さて、本年一発目は初もうででも込み合う大崎八番宮に関しまして説明したいと思います。

1. 仙台の守護神「大崎八幡宮」の成り立ち

大崎八幡宮は、伊達政宗公が仙台城の「乾(いぬい)=北西」の守護として建立した神社です。

起源と歴史の変遷

その起源は古く、平安時代に坂上田村麻呂が東夷征伐の際、武運長久を祈って岩手県(現在の奥州市)に宇佐八幡宮を勧請した「鎮守府八幡宮」に始まると伝わります。 その後、室町時代に奥州探題となった大崎氏が自領に遷したことから「大崎八幡宮」と呼ばれるようになりました。大崎氏が滅亡した後、その遺志を継ぐ形で伊達政宗公が岩出山、そして現在の仙台へと移しました。

政宗公のこだわり

現在の社殿は、慶長9年(1604年)から3年の歳月をかけて完成しました。政宗公は京都から当代随一の工匠(梅村日向守家次など)を招き、豊臣家ゆかりの豪華絢爛な「桃山文化」の精髄をこの地に再現させました。これは、徳川幕府に対して伊達家の文化水準の高さと経済力を示す政治的な意味合いもあったと考えられています。


2. 建築の極致:国宝・社殿の圧倒的な美

1952年(昭和27年)、大崎八幡宮の社殿は**「国宝」**に指定されました。その理由は、現存する最古の「権現造(ごんげんづくり)」の遺構であるためです。

権現造の先駆け

権現造とは、御本殿と拝殿を「石の間」という低い建物でつなぎ、一つの建物とする建築様式です。後に日光東照宮で完成されるこの様式の、最も初期かつ完成された例が大崎八幡宮です。

漆黒と金箔のコントラスト

建物の外観は、重厚な黒漆塗りを基調としています。その漆黒の背景に、金箔で彩られた金具や、極彩色の彫刻が施されています。この「派手さと落ち着きの共存」こそが、伊達男の美学、いわゆる「伊達(だて)」の真骨頂です。

意匠に込められたメッセージ

拝殿の軒下などには、麒麟、龍、鳳凰といった瑞獣や、花鳥風月の彫刻がびっしりと並んでいます。また、内部の格天井には薬草の図などが描かれており、当時の最高峰の美術工芸を間近に感じることができます。


3. 信仰とご利益

「八幡さま」は古来より武運の神として信仰されてきましたが、現代ではより幅広い信仰を集めています。

  • 必勝祈願・厄除け:戦いの神であることから、現代でもスポーツの必勝祈願が盛んです。楽天イーグルスやベガルタ仙台などの地元チームも毎年参拝に訪れます。

  • 戌亥(いぬい)の守護神:仙台城から見て北西(戌亥)に位置することから、十二支の「戌年」と「亥年」生まれの人々の守護神として格別の信仰があります。

  • 安産・子宝:御祭神に神功皇后(じんぐうこうごう)が含まれることから、安産祈願に訪れる家族連れも絶えません。


4. 仙台の魂を揺さぶる「どんと祭(松焚祭)」

大崎八幡宮を語る上で欠かせないのが、毎年1月14日の夜に行われる**「松焚祭(まつたきまつり)」**、通称「どんと祭」です。これは300年以上の歴史を持つ、全国でも最大規模の正月の火祭りです。

裸参りの伝統

この祭りの最大の特徴は、数千人の市民が白装束で参加する「裸参り」です。口に「含み紙」という紙をくわえて私語を禁じ、鐘を鳴らしながら極寒の仙台の街を練り歩きます。火の周りを回って無病息災を祈るこの光景は、仙台の冬の象徴であり、国の無形民俗文化財にも指定されています。


5. 境内の見どころと参拝の楽しみ

大崎八幡宮は、社殿に辿り着くまでの道のりにも多くの歴史が詰まっています。

  • 一之鳥居と大石段:国道沿いに立つ巨大な鳥居をくぐると、静謐な杜(もり)へと続く石段が現れます。この石段を登ることで、俗世から神域へと気持ちが切り替わります。

  • 重要文化財「長床(ながとこ)」:社殿の手前にある寄棟造りの建物です。かつては修験者たちが修行や祈祷を行った場所で、派手な社殿とは対照的な、素朴で力強い木造建築の美しさがあります。

  • 鶏(神鶏):境内には放し飼いにされた鶏(神鶏)がいることがあり、参拝者を和ませてくれます。


6. 地域文化の中の大崎八幡宮

大崎八幡宮は、単なる宗教施設を超えて、仙台市民のアイデンティティの一部となっています。

門前町として栄えた「八幡町」エリアは、現在も古い商家と学生街が混じり合う独特の雰囲気を持っており、神社を中心に地域コミュニティが形成されています。また、伊達文化を現代に伝える「仙台国際音楽コンクール」の関連行事や、伝統芸能の奉納など、文化発信の拠点としての役割も担っています。


結論:時を超えて輝く「伊達」の象徴

大崎八幡宮(大崎八番神宮とお呼びのもの)は、400年以上前に伊達政宗公が抱いた「平和への願い」と「文化への矜持」が、今も色褪せずに残っている場所です。

漆黒の社殿が放つ威厳と、どんと祭で見せる火の熱気、そして地域の人々に愛される温かさ。そのすべてが組み合わさって、この神社は「杜の都・仙台」の宝となっています。

もしこれから参拝されるのであれば、ぜひ細部の彫刻に注目してみてください。そこには、戦国を生き抜いた人々が夢見た「平和な世の情景」が刻まれています。

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